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四十肩の原因と対策法は?四十肩の症状や治療方法について徹底解説!

四十肩の原因と対策法は?四十肩の症状や治療方法について徹底解説!

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だれもが年齢を重ねると肩が上がらなくなってきて「四十肩かな」と思うことがあるのではないでしょうか。
時間の経過とともに改善していくことも多いですが、間違えた対処をおこなうと悪化したり、なかには障害が残ったりすることも考えられます。

そのようなときにどのように対応すればよいのか、また四十肩の原因や特徴、注意点などについて解説します。

四十肩の症状

四十肩とは、40代におこる肩関節周囲炎のことです。加齢に伴って肩関節の周りに炎症が起きてしまい、肩が動かしづらくなります。

ここでは日常生活が送りにくくなるぐらい痛みで困ってしまう、四十肩の症状について解説します。

 

肩をあげにくい

四十肩のもっとも代表的な特徴として、肩をあげにくくなります。低いところものを取るときには肩の痛みなどは感じませんが、高いところのものを取るときに痛みや違和感があります。

四十肩になれば、高いところに干した洗濯物などが取りにくくなります。40代以降で少しずつ肩があがりにくくなったという方は、四十肩の可能性が高いです。

 

腕を後ろに回しにくい

四十肩の方は、腕を後ろで組んだりすることがしにくくなります。背中の後ろに腕を回しづらくなりますし、頭の後ろに手を回すことが難しくなります。

ストレッチをするときや、考えごとをするときに腕を頭の後ろにもってくることがありますが、このときに肩に痛みを感じたら四十肩の可能性があります。

 

夜間に痛みがでやすい

夜寝ているときに肩に痛みを感じるのも、四十肩の特徴のひとつです。特に仰向けに寝ているときは、重力で肩が落ちるため肩周りに負担がかかりやすく痛みを感じやすいです。

立ったり座ったりしているときには肩に何も感じなくても、仰向けに寝転んだときに少しずつ肩に痛みを感じることがあれば四十肩の可能性があります。

 

四十肩の原因

四十肩の原因は、はっきりとした原因は現在まで分かっていません。しかし、年をとると肩周囲関節炎になりやすいため、加齢がひとつの原因ではないかと言われています。

四十肩になる際、まず肩関節にある腱板と呼ばれる組織が何らかの理由で炎症がおきます。炎症が肩関節内に広がることで、肩の違和感や、痛みを感じやすくなります。

 

炎症が起きる原因はまだ解明されていませんが、老化に伴い筋肉や腱の柔軟性が失われ、スムーズに動かなくなることも関与しているのではといわれています。

 

四十肩の治療方法

四十肩の治療には、運動療法や温熱療法、寒冷療法などがあります。

痛みがひどくて日常生活にも影響を及ぼす四十肩ですが、特別な事情がない限りは基本的に大きな手術になることはありません。

 

四十肩は立派な病気なので自分で治療しようと思わず、整体や病院などで一度は専門家の意見を聞いてみてください。

ときには年単位で痛みが続いてしまって苦しむ四十肩ですが、具体的にどんな方法で治していくのか紹介します。

 

運動療法

四十肩の代表的な治療法として、運動療法をメインにしたリハビリを行います。肩関節が炎症で動きにくくなっているのが四十肩であるため、肩関節の緊張をほぐすのが目的です。

ストレッチや、振り子運動などで肩関節を少しずつほぐしていきます。ほぐれていくと痛みも改善していきましし、肩関節の可動域が広がり炎症も軽減されていきます。

 

無理してストレッチすると逆に炎症が強くなってしまい、四十肩の症状が悪化する場合があります。

とくに痛みが強い場合は注意してストレッチするのが重要なため、整体などの専門家と相談しながら少しずつリハビリしていくのがおすすめです。

 

温熱療法

肩関節をあたためることで、血行をよくして痛みをやわらげます。整体や病院などの医療機関では、ホットパックや、マイクロ波といった機器を使って肩関節をあたためます。

自分でも肩関節をお風呂や蒸しタオルなどであたためられます。

ただし、あたためすぎると血行がよくなりすぎて逆に炎症が広がってしまうため、一度専門家に相談してみるのがおすすめです。

 

寒冷療法

四十肩の炎症が強いときは、肩関節を冷やす寒冷療法をすることがあります。重度の四十肩では炎症が強く、痛みが激しく熱を持っているため冷やすことが大切です。

整体や病院では、アイスパックなどを利用して肩関節を冷やすことが多いです。自宅でもアイスパックや氷水で冷やせますが、冷やしすぎると凍傷になってしまうので注意が必要です。

また、長時間冷やしすぎると筋肉が硬くなってしまい痛みの原因になるため、どの程度冷やしたらよいか専門家と相談しながら行うのがおすすめです。

 

四十肩の夜間痛に対する対応

四十肩では、夜間寝ているときに痛みが悪くなることが多いです。痛みが強くて夜中に起きてしまい、眠りが浅くなり疲れがとれないこともあります。

ここでは四十肩の夜間痛に対する対応方法について紹介します。

 

肩の下にタオルをひく

仰向けに寝転び、四十肩で痛みが出てくる場合は肩の下にタオルなどをひくのがおすすめです。

水平なベッドや布団の上に仰向けで寝ると、重力で肩の位置が下に押し下げられて肩関節に負担がかかり痛みが出やすくなります。

 

肩の形によってもどの程度肩関節に負担がかかるか変わってくるため、痛みがやわらぐ程度まで肩の下にタオルをひくのがよいでしょう。

 

枕は高すぎず低すぎず

四十肩の方の枕は、高すぎても低すぎてもいけません。自分の首や頭の角度にあっていない枕だと、寝転んだときに首の角度が不自然になります。

肩を痛めていない方であれば、肩まわりの筋肉がうまく調整してくれます。

しかし、四十肩の方にとっては筋肉が無理やり引きのばされ、収縮することで結果的に肩に負担がかかってしまいます。

首や肩にゆがんだ力がかからないように、高すぎず低すぎない自分にあった枕を選ぶようにしてください。

 

痛い方を上にして横向きに寝る

横向きに寝る方は、痛い方の肩を上に、痛くない方の肩を下にして寝るのがおすすめです。四十肩の方は、どちらか片方だけが痛い場合が多いです。

痛い方の肩を下にしてしまうと体重がかかり、肩関節に負担となり痛みがひどくなることがあります。横向きに寝る方は、痛みのある側を上にして寝るようにしてください。

まとめ

四十肩は、40才代に起こる肩の炎症の病気です。腕を上げづらく、後ろに回しにくくなるのが典型的な症状です。

原因はまだ分かっていませんが、加齢が関係しているといわれています。

治療方法は、リハビリなどの運動療法や、温熱療法、寒冷療法などがあります。夜間に痛むことが多い四十肩ですが、就寝ときのコツや寝具を見直すことで痛みが改善します。

著者 Writer

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ハシモト クニユキ
橋元邦幸
東京の整体学校を主席で卒業し、厚木市で開業20年、約48,000症例と向き合う。腰痛・肩こりが自律神経と深い関わりがあることに着目して独自の整体法を考案。ひとつひとつの手技へのこだわり、丁寧な整体法として評判である。
整体師(AJCA)カイロプラクティック(AJCA)パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)

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