マッサージを受けても良くならない腰痛の対策法はこれ!
先日、マッサージを受けたその日から腰の痛みが強くなってきた。という方が来院されました。
その方は、腰の重ダルさで、近所のマッサージ店に行かれたそうです。
1時間2980円のお店。
「腰が重だるいです。。」
と言うと、腰をモミモミしはじめたそうです。
「これは凄い凝ってますね!」
と言われ、さらに腰を約1時間マッサージ。。
重みは、その時に少し軽減した気分だったけど、帰宅してから腰が痛くなってきたとのこと。
重ダルさから『痛み』に変わったので「これはマズイ!」と思い、インターネットで調べて来院されました。
幸い「しびれ」が出ていなかったので、神経には影響が出ていない様子。(良かった?)
腰が痛いからと腰のマッサージして、余計に痛みが増すというのは、結構多い話です。
これは、あなたも経験されたこともあるかもしれませんね。
「腰が重だるいからマッサージで楽にしよう!」というのは、一般的な考え方だと思います。もみほぐして楽にする。
しかし、これは一見正しい考えに聞こえるかもしれませんが、一歩間違えたら大変な目に合うことも覚えておかなければなりません。
今回は、腰に違和感を感じたら、まずはこれを試してみよう!ということで、対策法をお伝えしたいと思います。
マッサージを受ける前に、ちょっと試していただけると幸いです。
①首や肩周りのケアをしてみよう!
まずは、この画像をご覧になってみてください。
脊柱起立筋
これは、脊柱起立筋という筋肉です。
ご覧になって分かるように、後頭骨から仙骨までくっついている筋肉ですね。この筋肉が、硬くなり『腰痛』を引き起こすことがあります。
この筋肉由来の腰痛の場合、特徴的なのは『首こりや肩こり』も併発しているケースです。
もし、この脊柱起立筋が関係している腰痛であれば、首や肩周りのケアをしてみることです。
首や肩周りのケアで楽になるようでしたら、引き続き入念にケアをしていきましょう。
②脇周りのケアをしてみよう!
次に、見ていきたいのがこの筋肉です!
広背筋
広背筋という筋肉です。
ご覧になって分かるように、仙骨から脇(上腕骨)まで付いている筋肉です。この筋肉が、硬くなり『腰痛』を引き起こすことがあります。
この筋肉由来の腰痛の場合、特徴的なのは『肩こりや腕全体の疲れ』を併発しているケースです。
もし、この広背筋が関係している腰痛であれば、脇周りや腕のケアをしてみることです。
脇周りや腕のケアで楽になるようでしたら、引き続き入念にケアしていきましょう。
③脇腹のケアをしてみよう!
次に見ていきたいのがこの筋肉です!
腹斜筋と腹横筋
腹斜筋と腹横筋という筋肉です。
ご覧になって分かるように、体幹部周辺に付いている筋肉です。この筋肉が、硬くなり『腰痛』を引き起こすことがあります。
この筋肉由来の腰痛の場合、特徴的なのは『内臓の疲れ』を併発しているケースです。
もし、この腹斜筋と腹横筋が関係している腰痛であれば、脇腹周りのケアをしてみることと、食事の見直しをすることです。食事に関しては、冷たい物と食べ過ぎには充分に注意しましょう。(詳しい食事法は別の項でお伝えします)これだけでも楽になるケースが多々あります。
また、この筋肉が絡む腰痛は非常に多いので、特に注意して確認してみましょう。
脇腹周りのケアで楽になるようでしたら、引き続き入念にケアをしていきましょう。
④お尻のケアをしてみよう!
次にみていきたいのがこの筋肉です!
臀筋
臀筋(お尻の筋肉)という筋肉です。
この筋肉は、骨盤から大腿骨に付いている筋肉です。この筋肉が、硬くなり『腰痛』を引き起こすことがあります。
この筋肉由来の腰痛の場合、特徴的なのは『股関節の硬さ』が関連しているケースです。
もし、この臀筋が関係している腰痛であれば、股関節周りのケアをしてみることです。
股関節周りのケアで楽になるようでしたら、引き続き入念にケアをしていきましょう。
⑤足のケアをしてみよう!
次に見ていきたいのがこの筋肉!
大腿の筋肉
太ももの筋肉です。
この筋肉は、大腿部に付いている筋肉です。この筋肉が、硬くなり『腰痛』を引き起こすことがあります。
この筋肉由来の腰痛の場合、特徴的なのは『股関節と膝周りの硬さ』が関連しているケースです。
もし、この太もものが関係している腰痛であれば、股関節周りと膝周辺のケアをしてみることです。
股関節と膝周りのケアで楽になるようでしたら、引き続き入念にケアをしていきましょう。
まとめ
上記に上げた5つの部位は、直接『腰』に関係なさそうに見えますが、筋肉によって繋がっている部位です。
カラダはひとつの部位だけで動いているのではなく、様々な筋肉を総動員して、立つ、歩く、座るなどの動作を可能にしているのです。
その際、腰が痛いからといって、腰だけをマッサージするとか、柔らかくもみほぐしたところで良くならないことがあるのは当然のことなのです。
腰に繋がっている筋肉群を考慮して、腰痛をしっかり対策していく必要があるのです。
上記に上げた5つの部位のケア法については、改めて別の記事で紹介していきますね。
もし、それぞれのケア法を知っているのであれば、無理なく行ってみてください。その際、あまりにも腰に負担がかかるようでしたら、すぐに中止しましょう。
また、上記の5つのアプローチをしても、まったく腰の状態が変わらないようでしたら、すぐに病院に行き検査を受けましょう。隠れた問題が関わっている可能性があります。
マッサージをしても良くならない腰痛の対策法!ということでお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?
上記の考え方だけでも知ってもらえたら、痛みとの向き合い方が少し変わってくるのではないでしょうか。
お知り合いの方で、腰痛に悩まされている方がいらっしゃいましたら、ぜひこの記事を紹介してみてください。
痛みで悩まされる日々を、これで解決できるかもしれません。
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